「株式会社ジーニアスエデュケーション」が経営している。1990年代以降、首都圏の学習塾の中では上位の合格実績を保っている。 中学部は別の法人でありながら同じブランドを共有するという形を取っている(塾としては珍しい)。
SAPIXには学期を通してのテキストは存在せず、毎回小分けにされたテキストが配布される。それだけでなく、プリント類や授業で扱わない問題集などを指定される事が多い。授業中の暗記物小テストが多く、また、授業も解説以上に問題演習が多い。さらに、授業スピードが極めて速い事でも有名であり、欠席を取り戻すのに苦労するシステムである。最後に重要な点として、効率が重視される。例えば算数では無駄な計算を省き、社会の歴史では一見すると年号暗記が多いが、年号の暗記は流れを掴むのに繋がり効率が上がるという理論に基づいている。授業の延長は最近になり、少なくなってきた。もっとも、これは小学生の塾通いに対する、社会不安の高まりが主な背景である。
SAPIXは「中学受験は4年生から」を常識にしたことでも知られる。 各科目のテキストは、4〜6年のそれぞれの1年間ごとに、受験に必要となる分野に一通り触れるようになっている。 ただし、その内容は全く同一ではなく、年を経るごとに内容が深まるようになっている。 例えば、国語の品詞分類について、4年生では「名詞、動詞」などのごく基本的なものだけに触れる。5年生では「連体詞、助動詞」などの、受験に必要な内容を一通り扱う。そして6年生では「『ない』の識別」などの「実戦」において必要な知識を扱う。等といった形である。
これによって、特に重要な知識については繰り返し学習して、確実な定着をはかると共に、「たまに出る」程度の知識についても無理なく増やしていくことが出来るように配慮されている。さらに、国語などの単元数の少ない科目では、同一学年内でもこのような「らせん式」のカリキュラムが組まれている。前回の授業内容を確認するための毎回小テストを行う一方で、長期的な記憶についても考えられている。
予習は教材の体裁上不可能という徹底した復習主義である。
「平常授業」では1回の授業で扱う内容ごとに分かれた小冊子の形式になった「Daily Sapix」、というものが毎回の授業ごとに配布される。春季、夏季、冬季の各講習でも同様であるが、このときはタイトルが「Spring(Summer,Winter) Sapix」となる。他塾の様に、1冊の「本」の体裁をなしていないのが大きな特徴である。これは、予習を出来なくすることで、かえって毎回の授業に新鮮な気持ちで、集中して臨むことが出来るという考え方に基づいている。
算数
A,Bの2種類の授業が存在し、B授業は新出事項の解説、A授業は前回のB授業の復習と応用が中心となる。また、六年生になると、算数Aで、上位クラスでは、入試問題演習というものが登場する。算数Aの授業では「算数A 復習と演習」という4枚とじのプリントを、算数Bの授業では「Daily Support」という5枚とじのプリントを使用する。毎日の課題としては基礎力トレーニング(通称キソトレ)などがある。
国語
算数同様A,B2種類の授業がある。A授業は慣用句、ことわざ、文法などの基礎知識を身につけることを目的としている。B授業は長文読解を行い、記述問題を書けるようにすることを目的としている。B授業では、授業中に生徒が記述問題を解き、挙手して講師に知らせ、それを講師が添削している。
理科
記憶の535(5年)、635(6年)という基礎知識確認用の教材が存在する。また思考力を問う確認テストがある。5年生までは、理科の基礎力トレーニングも存在する。
平常授業では「Daily Sapix」と称したテキストが授業ごとに配布され、その回の教材と、家庭学習の課題になる。
6年では土曜日に志望校別特訓の授業が始まり、教材の形式は、志望校や教科によって様々である。
6年後期のSS特訓(後述)まで、一切選択肢のない、単線式のカリキュラムが組まれている。 全員が同一のテキストを使い、一週間(基本的に同じ曜日だが3、4年生に関しては校舎によって曜日が変わる)、4科目全て(算数A・B、国語A・Bは算数、国語で考える)の授業を受けることになる。 また、季節講習でも選択肢はなく、必修となっている(ただし休室扱いで休むことは出来る)。
6年ではGS特訓(5/35/5)・夏季志望校別特訓(8月下旬)・正月特訓(12/30・31、1/2・3)という午前午後にわたり、志望校別クラスで1日のうちに4教科全てを行う講習がある。
6年後期にはSunday Sapix(SS特訓)という、日曜日に集中して全科目を教える講習がある。志望校ごとに分かれての、全教科80分ずつの必修授業と、志望校に関係なく国語・算数各2科目、理科・社会各1科目の計6科目から2科目各100分を選んで受ける単科授業とがある。この単科のみ、受講するか否かは各家庭にゆだねられる、弱点補強的な扱いとなっている。
年間のカリキュラムは各教科班によって不断に見直しの検討がされている。また、学習補助教材としてはサピックスカレンダー(年間予定表)、夏期講習専用のタイムテーブルプリント、志望校を記入する形のポスターなどがある。
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